NextHill LAB / Article 02
ECM構造美容とは
美しさを支える「肌の土台(ECM)」に着目した、美容の考え方
この記事の要点
- 肌は一つの成分でできているわけではなく、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などが役割を分担しながら「構造」をつくっています。
- その構造の全体を、ECM(細胞外マトリックス=細胞の外側に広がる環境)と呼びます。
- NextHillは、一つの成分ではなく、この構造全体に目を向ける考え方を「ECM構造美容」と呼んでいます。
スキンケアを重ね、美容医療にも通ってきた。それでも、何かが足りない気がする。そう感じるとき、見落とされがちなのが、肌の内側に広がる「構造」です。この記事では、その全体像を一枚の図とともに整理します。
構成する脂質
赤い色素成分
関わるミネラル
形成に関わるミネラル
考え方
着目したケア
ひとつに設計
シンプルな習慣
NextHillECM(細胞外マトリックス)とは
私たちの肌は、細胞だけでできているわけではありません。細胞と細胞のあいだには、タンパク質や糖でできた立体的な網目が広がっていて、これをECM(細胞外マトリックス)と呼びます。日本語では「細胞外基質」とも呼ばれます。
真皮の大部分を占めるのは、このECMです。線維が組み合わさって骨組みをつくり、そのすき間を水分を抱える成分が満たしています。建物にたとえるなら、柱と梁があり、壁があり、その全体が組み合わさってはじめて一つの構造として成り立つ、という関係です。
ECMは、肌の細胞を支え、ハリ・弾力・うるおいを保つための、目に見えない大切な「土台」です。
ECMをつくる主な成分と、その役割
ECMは、いくつもの成分が役割を分担して成り立っています。一般に知られている主な役割を整理すると、次のようになります。
| コラーゲン | ハリや密度を支える、土台の主要な線維。建物でいえば柱や梁にあたります。 |
|---|---|
| エラスチン | 伸びて戻る性質を持つ弾性線維。線維同士をつなぎ、しなやかさを支えます。 |
| ヒアルロン酸 | 水分を抱え、みずみずしさを保つ基質成分。線維のすき間を満たします。 |
| セラミド | 角層で、うるおいを守るバリア機能に関わる成分として知られます。 |
| アスタキサンチン | サケやエビなどに含まれる、赤色の天然カロテノイド。 |
| 亜鉛・銅 | 体内でのタンパク質の合成に関わる必須ミネラル。食事からとる必要があります。 |
どれか一つが主役なのではなく、役割の異なる成分がそろってはじめて、一つの構造として成り立ちます。
土台が乱れた肌と、整った肌
年齢や紫外線、生活習慣の影響を受けると、ECMを構成する成分のバランスは少しずつ変化します。コラーゲンが減ったり変性したり、弾性線維が変化したり、水分を抱える力が落ちたりといった変化です。
逆に、土台が整っている状態では、線維が密に組み合わさり、弾むようなハリとうるおいのある肌環境が保たれます。外側からのケアだけでは届きにくいのが、この内側の構造です。
ECM構造美容という考え方
NextHillは、一つの成分を足すのではなく、構造そのものに目を向ける考え方を「ECM構造美容」と呼んでいます。考え方は、次の3つです。
- 土台(ECM)を整えるという視点で考える年齢による変化に向き合うとき、表面だけでなく、内側の構造から考えます。
- 成分をバランスよく組み合わせる役割の異なる成分を、ひとつの設計としてまとめます。
- 毎日続けられる形にする続けられることが、未来の自分の美しさをつくります。